ベンチャー企業は、大手企業と比べると資金力が弱い傾向が見られますが、未開拓の分野の事業をメインに扱っているところが多く、様々な立場の法人や消費者から将来が期待されています。特に、ITや宇宙開発、介護など社会的な需要が高い分野のベンチャー企業については、経済情報誌やテレビ番組など様々なメディアで取り上げられることがあります。
一般的に、ベンチャー企業は20代から30代の若手社員が中心となっており、柔軟な発想が生まれやすく、個々の社員の仕事へのモチベーションが高いのが大きな魅力と言えます。国内を代表する金融機関の中には、業績が良く将来性の高いベンチャー企業を対象に低金利で融資を行ったり、事業面でのアドバイスをしたりしているところもあります。
ベンチャー企業の事業方針や事業内容は、企業ごとに大きな違いが見られますが、本来の業務の合間に他業種の民間企業や官公庁と連携して積極的に社会貢献活動を行っているところも少なくありません。こうしたベンチャー企業の活動内容については、政府や各自治体、大手企業などのホームページなどに掲載されることもあり、若年層の求職者にとって理想的な就職先として位置づけられることもあります。
なお、業績が伸びているベンチャー企業への就職を希望する場合は、各企業のコンセプトを正しく理解するのはもちろんのこと、自分のポテンシャルの高さや将来の展望などを面接の際にアピールすることが重要となります。